「このままでいいのか?」
これまでの人生で、何度この言葉を
自分に問いかけたかわかりません。
私はこれまで 4回の転職を経験しました。
新卒で入った会社にずっといるという選択肢も
あったかもしれませんが、
「ここにいれば安泰」
という気持ちよりも
「自分らしく働けているのか?」
という疑問がいつも頭の片隅にありました。
20代後半、安定した職場にいながらも
「この仕事をあと何十年も続けるのか?」
と考えたとき、どうしても納得できずに
転職を決意しました。
ところが、転職すればすべてがうまくいく
わけではありません。
新しい環境での挑戦、
思ったように成果が出ない焦り
そして
「また間違えたのでは?」
という不安。
そのたびに
自分と向き合い
軌道修正しながら
ここまで歩んできました。
結果的に、この経験が
「自由で柔軟な思考」
を育ててくれたのかもしれません。
転職経験がない人と話していると
「こんな考え方もあるのか!」
と驚かれることがよくあります。
たしかに、ひとつの会社に
長く勤めていれば
会社の価値観に染まるのが
普通です。
私の場合、さまざまな業界や職種を経験したことで
固定観念にとらわれない視点を持つことができました。
そんな私も、50代半ばで役職定年を迎えました。
正直、ショックでした。
肩書きがなくなると
周囲からの見られ方が変わります。
会議では以前ほど発言権がなくなり
「これからのキャリアをどうする?」
と考えざるを得ない状況に。
また、以前の部下が上司になり
今までお伺いをたててきた部下に
自分がお伺いを立てなければ
何も進められない状況になります。
ある日、かつての部下と話していたとき
「〇〇さんはこれからどうするんですか?」
と聞かれました。
何気ない質問でしたが、その瞬間、言葉に詰まりました。
自分の進む道がはっきりしていなかったからです。
その後、副業をいくつか試してみました。
最初はなかなか結果が出ず
若い人たちがどんどんと
成果を上げていくのを横目に
「やっぱり年齢のせいか…」
と落ち込むこともありました。
でも、諦めず続けていくうちに
少しずつ手応えを感じるようになりました。
最近ではようやく
「これならいけるかも」
と思える仕事が出てきています。
副業を通じて、副業コミュニティにも参加しました。
そこで出会ったのは、20代から50代まで
さまざまな年代・職種の人たちです。
たとえば、
会社員をしながら動画編集を学んでいる人。
退職後に世界を旅しながら
Webライターとして活躍している人。
主婦をしながらマーケティングの仕事をしている人。
年齢もキャリアも関係なく
みんなが新しいことに
挑戦している姿に刺激を受け
自分も負けてられないと
刺激的な毎日を過ごしています。
先ほど50代で役職定年になったお話をしました。
それまでは、責任者ということで
残業時間の枠外でしたので
平日は日付が変わるまで働き
土日も働く毎日が続き
体だけでなく、心も病んでいました。
思い切って、精神科を訪れたこともありました。
ようやく少しは楽になれればと
藁にも縋る思いでしたが
「診断書出しておくので、会社は休職してくださいね」
という言葉のみで、解決策は示されず
途方に暮れたのを今でも覚えています。
診察はしても解決策(治療)はない
という状況に
八方ふさがりになり
とうとう会社に申し出て
仕事を大きく減らしてもらいました。
それまでは
「できない人と思われたくない」
という気持ちで、言われた仕事を
断る勇気がなかったんです。
それすらできないほど、
当時は追い詰められていたんだと思います。
そんな時に出会ったのが「四柱推命」です。
今までは占いには興味すらなかったのですが
タイミングというかめぐり合わせなんでしょうか。
横浜中華街の占い館を訪れ
占い師の言ってることの的確さや
なによりも話を聴いてもらったという
安心感で心がほぐれたのを
昨日のことのように覚えています。
もともとは人事担当として
従業員との個別面談を行っていました。
しかし、自分のように悩んでいる人に
その人のバックグラウンドや
性格に基づいた、より的確なサポートが
できればと思い
占いの勉強を本格的に始めました。
その占い師さんに
「あなたは大器晩成型ですね」
と言われたのも
この年代になって新しいことを踏み出せた
きっかけになっています。
この言葉がなかったら、この年代になって
新しいことを始めるには
躊躇していたでしょう。
この時の私のように、迷っている人の背中を押す
お手伝いができれば、それは相談者さんだけではなく
私の人生にとっても大きな一歩になります。
そんな私の楽しみは旅行です。
若い頃から国内外問わず旅をしてきましたが
最近は特に「旅の楽しみ方」が変わったと感じます。
以前は観光名所を回ることが中心でしたが、
今ではその土地の暮らしや文化をじっくり感じることに
魅力を感じます。
特に人との交流がとても楽しいです。
たとえば、地方の小さな温泉街で地元の人と話したり、
海外のバーなどでのんびり会話を楽しんだりと。
旅をすると、新しい価値観に触れ
自分の世界が広がるのを
実感します。
そして、ふと思うのです。
「人生も旅のようなものではないか?」
道に迷うこともあれば
予想外の出会いもある。
うまくいかないこともあるけれど
それでも進み続けることで
新しい景色が見えてくる。
役職定年、副業、介護 -すべてが「旅の途中」なのだと。
そして、失敗しと思っても、それは人生が終わる
その瞬間まで失敗ではないのです。
うまくいかないことがあっても
それを活かして取り返して余りある
成功を納めたら、
それは失敗ではなくて成功の過程にすぎないのです。
今、私は 「シニア世代が自分らしく生きる方法」 を模索しながら
同じように悩む方々の力になりたいと考えています。
「これからの人生、どうしよう?」
「新しいことを始めたいけど、不安…」
「自分には何ができるんだろう?」
そんな思いを抱えている方
一緒に考えてみませんか?
あなたのこれからの人生が
より豊かで楽しいものになるように。
ぜひ、お話を聞かせてください